いつもお疲れ様です。おふとぅんです。
今回は考察回として、せっかくNFTなどの新しい技術について触れていることもあるので
自分の趣味である「車」とNFTを組み合わせた未来について
記述していきます。
車に興味ない方やNFTの事がわからんって方にも可能な限りわかりやすく記述していきますので
良ければ最後までお付き合いくださいませ。
NFTとは?
まず、NFTとはというところから始めてみたいと思います。
NFTとはnon-fungible-token
日本語では「代替不可能なデータ」と言われるものです。
色々細かな内容があるんですけど、今回のお話にはあまり関係ないのでとりあえずの認識として
「これは間違いなく本物である」ということを証明できる証明書のようなものと考えてもらうといいかもしれません。
これの何がいいのかという話になると思いますが、偽造不可能で出どころがはっきりとしている証明書を作ることができる
ということは物の所有権や真偽を他人に証明できるということになるので
盗まれたり、不正なやり方で手に入れたとしても自分のものにはならないわけです。
なのでそれが出来ることで「資産としてや物の価値を損なうことがない」
これがいいわけですね。
NFTの技術そのものは、2014年か2015年ごろスタートしているのでめちゃめちゃ新しいものというわけではないものの
その特性からアート、音楽、ゲームなどの分野と相性が良くNFTを利用したゲームは自分もよくやっています。
因みにそのゲームのプレイ記事なんかも書いてますので良ければ見てみてください。
→【クロスリンクレビュー】3ヶ月目にしてようやく4桁収益が!!
車とNFTとのマッチング
NFTは「本物であることの証明書」という話はとりあえずご理解いただいたと思いますが
それと車ってなんの関係があるのかということになりますが、それについてお話していきます。
まず結論からお話しします。
盗難対策や新しい車の売り方や買い方
のそれぞれに関係してくると個人的に考えています。
まずは一つ一つ砕いて解説しますね。
盗難対策とNFT
ところで、車の盗難被害ってどのくらいでているか皆さんご存じですか?
令和2年で自動車盗難の被害は約5200件。被害総額は2013年のデータになりますが参考にしたサイトでざっくり計算したところ
2013年の1年間で
12,948,000,000円
2013年当時で129億円の被害総額が出ていると考えるとヤバくないですか?
もちろん2013年のころは自動車盗難の被害数も多かったわけですがこの額はすごいですよね…。
参考にしたサイト置いておきますので興味あればドウゾ
STOP THE 自動車盗難 自動車盗難の現状 (car-tounan-boushi.jp)
自動車盗難盗難された車両はその後どうなるかにも目を向けておきましょう。
盗難車両は運搬され、車体の修理や改造を行い車体番号を捏造しあたかも盗難車ではないように書類も偽造
海外へ不正に輸出したり、国内に流したりすることもあるそうです。
では、自動車盗難を防ぐにはどうしたらよいでしょうか。
結論としては
やれることをやっても盗難されるときはされてしまうがやらないよりかははるかにまし
こちらについても解説しますね。
実のところ世の中に出回っている盗難防止アイテムは、盗難グループとのいたちごっこの歴史です。
盗難防止をやったから100%盗難されないという事でもありません。
車を持つ人(自分も含め)腹が立つ事象ではありますが、これは現状仕方ないです…。
最新の盗難手口であるコードグラバーといわれるものにもそれ専用の対策は今のところありません。
追加のセキュリティを導入したり、電波を読み取れないように空き缶に入れたりする方もいるようですので対策のご参考に。
参考にしたコードグラバーについての記載がありますのでご興味あればドウゾ
→今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法 | MOBY [モビー] (car-moby.jp)
さてさて物理的に対策を取るのが難しいのであれば、別の方法を考えてみます。
ここで注目したいのは、「書類の偽造と車体の改造」という部分です。
ようやく今回の本題に入れそうですが、ここをNFTで完全に紐づけしてしまえばいいわけです。
NFTの「証明力」を車体や書類に付加することで偽造や改造を出来ないようにします。例えばこんな感じです。
車両購入時:店舗から購入者へ車検証のNFTを渡す
ホイールやマフラーを変えるなど車体に変更がかかる場合:店舗側からの変更状態を映した写真や変更した書類などをNFTにし依頼者へ渡す
それぞれ
「間違いなくこの車両を買った」
「間違いなく依頼された内容で変更をした」
という事実を「ほぼ」改ざんが不可能な状況に常に紐づけしておくことで
仮に盗難に遭って書類の改ざんを行おうとしても、原本はデータなので車内にないわけなのでやりたくてもできないという状況が出来ます。
また車体番号の改ざんも書類の改ざんができないので、流通させることは難しいですよね。
そういうことで盗難グループは物理的に車を盗むことが出来たとしても、これまでやれたことができないだけで、かなりのダメージになるはずです。
デメリットもある
NFTで自動車盗難は根絶やしにできるか
ということになると思いますが答えは「NO」
ここまで書いておいてなんですけど、全部の状況には対応できないと考えています。
例えば、車をバラバラにしてパーツとして売る
とされた場合です。
特に外装ではなく例えばエンジンだとか内部部品など、すべての部品を証明するためにその車体に使われている部品のすべてを
NFTにして紐づけることができるかという問題にぶつかります。
まあ、正直無茶な話ですよね。
つまり、相当数になる大量な物量にはNFTは管理や紐づけは難しい
ここがデメリットになると考えています。
車の新しい買い方、売り方、持ち方
皆さんに伺いますが、「車をどこで購入しますか?」
色々な購入の仕方がありますね。ディーラー、中古車販売店、オークションetc…
これら共通しているのは、購入するお店に出向いて契約を行う事なのですが
「お店に行くことなく契約から支払いまで全てできるとしたら」
どういう未来が待っているか考えてみます。
車の購入、売却の新しい形
今後NFTの技術が浸透し、車の購入にもNFTが使えるようになった場合
もうお店に行く必要がなくなる未来が考えられます。
どういうことかと言いますと
中古車サイトなどで希望の車種を見つけた場合、購入する側はそこから欲しい車の所有権(NFT)を購入し、追記事項を送信するだけであとは待つだけ。
そんなことが可能になるかもしれないということです。
余談ですが、個人的にお店に行くの正直めんどくさかったんですよね。知らない人としゃべるのも得意ではありませんし
「これください、はいわかりました」の会話だけで終わるのが最強だと思ってます。
アポイント取ってその時間を作ってお店に行くって少し辛く感じるし、話聞いて費用計算してもらって…ローンで購入するなら審査の時間もそこそこかかりますし。
その間店員さんと雑談したり…初対面の方と話し合わせるのはマジでお断りしたいところですが
「車を購入するためだ…我慢しよう」
車購入する時いつも思うので、なんでこんなに我慢したりめんどくさい事しないといけないのか、逆に不思議に思っていました。
NFTで車が購入できるようになれば、家とか出先とか自分のスキマ時間で行えますからそういった我慢をする必要もなくなるので
そんな時代が来るのであれば天国だと感じました。
しかしながらデメリットも存在します。
車庫証明など提出必須になっている書類関係をどう処理していくのかという事です。
車庫証明を受け取るまでざっくり1週間くらいかかりますし、警察署には申請と受け取りで2回もいかないといけないので
超絶めんどくさいです。
車庫証明など自動車保有に関する手続きをオンラインで出来るシステムはありますが
こちらがNFTとの連動などが出来ればデメリットなくなるんですけどね…。
トップページ | 自動車保有関係手続のワンストップサービス (mlit.go.jp)
販売する側にもちゃんとメリットが存在します。むしろうまく使えれば更なる利益が出るかもしれません。
NFTの所有権にロイヤリティを設定しておくことで、最初に購入した方が別の方へ譲渡(二次流通)したときに
その分が懐に入ってくるようなシステムが存在します。
ロイヤリティとは「権利を利用する人が権利を持つ人に対して払う利用料のようなもの」だと考えてください。イメージは下記の感じです。
100万円で最初のAが購入。店側は3%にロイヤリティーを設定
個人オークションでその車を30万円でBがAから購入
30万円の3%である1万円が一番最初の店舗の利益になる
しかしながら、これには問題もあって
新車ディーラーが利益を独占してしまう為中古車販売店の利益がなくなってしまう状況になる可能性が考えられます。
そのために各販売店でそのロイヤリティー設定の変更のみが出来るようにしておくなどして
利益の分散状況を作る必要があると考えています。
まあ、そもそも知的財産権に対して使われているロイヤリティーが車に適応できるかどうか、疑問なところはありますが…
お店側としたら採用したい権利収入だと思います。
というわけでまとめますと
お店に行かず自分の好きな状況や時間で購入できる。書類関係のめんどくささ解決必須
お店が販売したあとでもロイヤリティーの利益が見込めるので、店舗的には助かる。ロイヤリティー設定が出来ないとうまみ無い
まとめ
NFTそのものは発展途上であり、日本においては法整備も中々進んでいない技術ではありますが
それはどの分野と組み合わせても未来が見える技術だと思います。
もちろん、様々な制限や制約、法律の問題が立ちはだかっていくと思いますが
とてもわくわくしながら記事書けました。とても久しぶりな感覚です。
これからの日本を含めた世界において、経済活動の根っこになるような技術だと思っていますので
今後もこの界隈を可能な限り注視していこうと考えています